大腸がんとｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝ　その2

大腸がんの治療について、自分の願望と病院側の治療法が違った場合、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけたほうがよいと言うお話をしました。
中にはｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝを願望したとしても、担当医に言いづらい方もいるでしょうね。
でも、そこは自分の体ですから、勇気を持って、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをしてから治療法を決定したいことをはっきりと伝えるべきなのです。

ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝについて担当医が気分を害することは有りません。
ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝのため、もしほかの病院に行く場合、今までの大腸がんの経過、検査結果等をすべて先方に持参する必要が有ります。
これが出来無い場合は、患者はすべての検査を又最初からうけることになりますからたいへんです。
体への負担、金銭的にもたいへんになってしまいますね。
ですから担当医からこれらの情報を貸して貰い、其れを持って別の病院に行くことになります。

さて、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝは何処でうけるのがよいでしょうか？
これは大腸がんでしたら、大腸がんの治療経験が豊富な病院がよいでしょう。
もし、人工肛門について迷っている方がいたら、肛門を温存するための手術に力を入れている医療施設へ行くことをお勧めします。
ですが無理な肛門温存は、手術が終わったあとの排便機能が悪くなる場合も有りますので、人工肛門のほうがよい場合も有るのです。

病院では有料でｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝ外来が有るところも増えています。
通常は予約制ですので、申し込みの方法について問い合わせしてみましょう。
同時に金額も知っておいたほうがよいでしょう。
時間と金額は決まっていますから事前に知っておいたほうが安心ですね。