大腸がんとｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝ　その3

大腸がんの治療法について、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけに行くお話をしてきました。
では、そのｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうける際、どのような準備が必要でしょうか？

其れは今までの自分の病状や経過をﾒﾓして置くとよいでしょう。
又質問したいことをまとめておくと、時間を有効に活用出来ます。
時間は限られていますから、疑問に思っていることをすべて質問出来るよう準備しておきます。

ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝは患者ではなく家族もうけることが出来ます。
ですが、症状の掌握も有りますから、できるだけ患者が直接、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけたほうがよいでしょう。

ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうける前に大事なことはなんでしょうか？
其れは、担当医師の説明をきちんと聞いて、自分の病状、大腸がんの進行具合、治療法について、十分理解することです。
これらの知識が無いままｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけても意味が有りません。

ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝとは、治療する病院を変えることでもなく、担当医を変えることでも有りません。
ほかの医師の意見をきくと言うだけの行為です。
ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけた別病院の医師に、あなたの大腸がんの治療を頼むわけでは有りませんので心得ておいて下さい。

ですが、もし、ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけた病院が気に入って、その病院での治療を願望する場合には、またあらためて、通常外来として受診しなければなりません。
ｾｶﾝﾄﾞｵﾋﾟﾆｵﾝをうけたまま、そのまま治療に入るわけでは有りませんので理解しておきましょう。