大腸がんのPET検査

大腸がんの治療に関する情報を紹介。

大腸がんのPET検査

大腸がんの検査でも使われているPETと呼ばれる検査が有ります。
皆さん、ちょっとききなれ無い言葉だとおもいますが、実際はどのようなものなのでしょうか?

PET検査とは、正式には陽電子放射断層撮影と言います。
ポジトロンエミッショントモグラフィーを略した言葉で、通称、PETと呼ばれています。
英語ではPositron Emission Tomographyと書きます。

がんは、腫瘍が出来たり、症状が出たり、体に何らかの変化が起きてから発見されることが多いです。
これは、がん細胞が有る程度成長してからで無いと、腫瘍も出てこ無いので、その前の段階で発見することが出来たら、もっとよいでしょうね。
例えば、大腸がんの場合も腫瘍が出来て血便が出たりしてから気が付く場合も多いのです。

PETと言う検査では、がん細胞自体が光ることにより自分の存在をしらせると言う特殊な方法なのです。
こちらからがん細胞を捜すのはたいへんですが、反対にむこうから教えてくれると言うすさまじく便利な方法ですよね。
がん細胞が正常で有る細胞にくらべ、実に3倍〜8倍のブドウ糖を取り込んでいると言います。
こうしたがん細胞の性質を利用した検査なのです。

その方法ですが、ブドウ糖に良く似た物質に予め目印をつけて置きます。
そして、其れを体内に注射します。
しばらくたってから体の全部をPETで撮影します。
そうすると、がん細胞が有る場合は、ブドウ糖をたくさん取り込みますから、目印をつけたブドウ糖が多く集まる場所がわかります。
その結果、がんを発見するのです。



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